圧力鍋とは

鍋の内部を高温・高圧にすることで、かたい食材も短時間で柔らかく煮込みことができる鍋。煮込み時間を大幅に短縮できる上、大きな素材でも煮崩れしにくい、余熱調理ができて光熱費の節約になるなどのメリットがあります。

圧力鍋に適した料理

カレーやスープなどは通常の半分〜1/4程度の時間で完成します。すね肉やスペアリブなどの煮込み料理に使うほか、イワシやサンマなどは骨ごと食べられるようになります。玄米や豆(乾燥した状態)など、通常は調理に時間がかかるものも短時間で食べやすく、おいしく仕上がります。

圧力鍋には向かない料理

歯ごたえを楽しみたい料理や、15分以上の煮込み時間が必要のない料理などは圧力鍋には向きません。また、貝類は身が縮みすぎてしまうため、さっと煮てだしをとったら一度取り出し、圧力調理後に加えます。

注意点

メーカーにより、調理圧や蓋の閉め方などの違いがあるので、必ず取扱説明書をよく読みます。カレーやシチューのルウ、重曹(パンなど)、多量の油(揚げ物など)は、安全上圧力調理を禁止されているため、注意します。

参考: アサヒ軽金属 「圧力鍋に向いている料理、向かない料理」