料理写真がぐっとレベルアップする3つのポイント
半逆光で撮る、縦位置で撮る、レフ板を使う、という3つのポイントで料理写真がぐっとレベルアップします。
①光は被写体の斜め後ろ45度から
「半逆光で撮る」とは、光が被写体の斜め後ろ45度からさした状態で撮影すること。やわらかい光に包まれることで写真に立体感が生まれます。
順光(正面から光が射した状態)で撮った写真
平面的で暗い雰囲気になってしまい、美味しくなさそうです。
半逆光で撮った写真
明るくやわらかい雰囲気に包まれ、立体感のある美味しそうな写真になりました。
②縦位置で撮る
カメラを縦に構え、縦位置で写真を撮ります。余計なスペースや写り込みが排除されて、写真に奥行きがでます。
横位置で撮った料理写真
中心の料理の情報は入ってきますが、周りの雰囲気などが伝わらず、空いているスペースがもったいなく感じます。
縦位置で撮った料理写真
写真を撮った場所の雰囲気や空気感も表現されることで、料理の魅力が際立ちます。
③レフ板(レフばん)をつかう
光を反射させて被写体の影を明るくします。プロフェッショナルな道具でなくとも、A4コピー用紙や白ノートで大丈夫です。
レフ板の効果
左の写真ではクッキーの影が際立ってしまい、正面が暗めなのに対し、レフ板を使った右の写真では影が薄くなり、全体的に明るい印象の写真になっています。
監修:サイタカメラコーチ 田部信子