ふんわり膨らむ濃厚チョコレートシフォン

用意するもの:１７cmトールアルミ型、計量器、ボウル大中小、ハンドミキサー、ホイッパー大小、ゴムべら、濾し器、耐熱ミトン

オーブンを１９０度に余熱。卵を卵白と卵黄に分ける。卵の個数では、分量比率が毎回違ってしまうので、計量をおすすめします。

卵白は冷凍庫で２０分冷やす。卵黄は常温待機。卵白用のボウル（ステンレス）は冷蔵庫へ。(余った卵黄は、漬け卵にしてます。)

チョコが溶けたら、オイルを入れて、ふんわりと良く混ぜる。(薄力粉のグルテンと植物油がシフォンの柔らかさと弾力の秘密なのでオイルは必要)

⑤のチョコ&オイルにココアを直接ふるい入れる。ふわっとなるように良く混ぜる。湯煎のまま待機。

膨らむか心配な方は粉にBPを加え、ホイッパーで空気を含ませるように混ぜる。こうすることで2回ふるったことになる。

⑥のチョコ＆オイル&ココアを少しずつ加える。次にお湯を少しずつ加える。(お湯が冷めないうちに混ぜるとスムーズに乳化する)

水と油を繋げるのが卵黄=乳化。乳化しないと油がメレンゲの泡を消す。乳化させるには強い力を加えないよう一定方向に混ぜる。

軽く混ぜたら⑦の粉を直接ふるいながら生地に入れる。(粉は余分な水分を取り乳化を助ける)粉を加えたら混ぜるのではなく練る。

チョコの卵黄生地は重くて伸びる。市販のチョコによって異なるのでお湯の量（＋ー１０cc)で加減。クーベルチュールは７０cc

冷凍庫で冷やした卵白は、外側がシャーベットのようにシャリシャリに固まれば、卵白の準備OK。(凍らせ過ぎに要注意。)

冷やしたボウルが汚れていないか確認して(水滴はしっかり拭く）凍らした卵白を入れ、レモンを加える。

大きい泡の液体状で砂糖の半分加え、泡立ってきたら、残りをコンスターチと一緒に入れる。早い段階で入れた方が泡は潰れにくい。

写真のように角が立つぐらいまで高速で混ぜる。
（ボウルの縁に添ってHMを大きく回す。１０秒で１５〜２０回の早さ。）

＊ボウルの外側は泡立ちにくいので、停止したHMで全体的にかき回してからメレンゲの立ち具合を確認すること。

＊HMを縁から中心へ動かすのは１０回でボウルを一周。2回繰り返す。約５０秒以内で完了。

完成したメレンゲは艶があり、洗顔泡のようにきめ細かい。泡立ち過ぎのメレンゲは卵黄生地と混ざりにくい。仕上げが成功の鍵。

HMでメレンゲを多めにひとすくいし、卵黄生地に加える。

メレンゲのボウルから、半分を卵黄生地の中に入れる。卵黄生地は、ほんのりと温度が残っている状態だとメレンゲと混ざりやすい。

ゴムべらで生地を切るように混ぜ、混ざってきたら左手でボウルを回しながら、のの字に生地を持ち上げるように混ぜる。

卵黄生地をメレンゲのボウルに入れる。(メレンゲボウルの中で混ぜた方がダマが出来にくい)分量が変わらぬよう残さず投入。

泡がつぶれないよう、最後は手早く３０回ぐらいで混ぜる。完成した生地は保形性があり、へらからダラダラ落ちない状態がベスト。

煙突にボウルを乗せ、型を回しながら入れると均一になる。ボウルの最後の生地は膨らみが悪いので、全体に行き渡るように入れる

生地が膨らみやすいように、型の内回りの縁にゴムべらで生地を塗る。

余熱１９０度のオーブンを１７０度に下げる。トール型なので、鉄板ではなく、網の上に型をのせ、オーブンの一番下の段で焼く。

８分後にオーブンから型を取り出し、ナイフで４〜５カ所切り込みを入れると均一に膨らむ。省略しても大丈夫。

１７０度で１８分、１６０度に下げて１０分焼く(全焼き時間２８分)。濃厚チョコ＆ＢＰ無しでも卵白の力でこんなに膨らみます！

竹串を挿して何も付いてこなければ完成。焼き上がったら１５cmぐらいの高さから優しく型をまっすぐ落とし、焼き縮みを防ぐ。

すぐに型を逆さまにして、粗熱がとれるまで、常温で冷やす。

粗熱がとれたら、乾燥を防ぐために、大きいジップロックか、ビニール袋に入れて一晩または半日かけて完全に冷やす。

高さ１０cm。２１０gの卵白でメレンゲをしっかり&きめ細かく作り、生地を混ぜすぎなければＢＰが無くても必ず膨らみます。

甘さ控えめなのでクリームを添えると至福感UP
♡生クリームはクリームの分量に対して５%の砂糖を加え七部立てに。

2日間は、ケースで常温保存可。
カットして、空気を入れないようにそれぞれラップで包めば、冷凍保存も。数時間で常温解凍。