味噌汁をおいしく作る基本

①だしをとる・だしの出る食材を入れる ②適した量の味噌を溶き入れる ③味噌を加えた後は煮立てない、の3点が味噌汁をおいしく作る基本です。

①だしをとる・だしの出る食材を入れる

味噌汁のおいしさの決め手はだしです。素材からだしをとるのが一番ですが、だしをとらない場合でも、入れる食材の旨みでおいしくすることができます。

だしをとる

昆布・かつお節・煮干などの素材からとっただしは、旨味も風味もすぐれています。昆布を一晩水につけておくだけでもおいしいだしになります。

だしのとり方
昆布・削り節の順に鍋で煮出し、漉します。昆布のみ、削り節のみでもだしをとることができます。少量が必要な場合や時間がない時など...

だしの出る食材を入れる

刻んだ昆布や煮干、あさりやしじみなどの貝類を味噌汁の具材として加えれば、だしをとる手間を省くことができます。豚肉・油揚げ・きのこなどの食材からも旨味が出るので、複数の具材を合わせるだけでも十分においしくなります。

②適した量の味噌を溶き入れる

味噌の量

だし1カップ(200ml)に対して味噌大さじ1を目安にします。だしの濃さや味噌の種類により調整します。

溶き入れる

おたまや別の器に煮汁を少々とり、味噌を完全に溶いてから鍋に戻します。味噌こし器があれば、鍋の中で溶きます。直接鍋に加えると、味噌が溶けきらずに味にむらがでることがあります。

③味噌を加えた後は煮立てない

味噌を加えた後は、軽く温める程度に一瞬わかし、すぐに火を止めます。グラグラ煮立てると風味が飛んでしまうため、火を通すべき具材は味噌を加える前に煮ておきます。

監修:関岡弘美(料理研究家)