料理の安全性について

● 食品の安全性について
● 道具の安全性について
● 料理中の食中毒を防ぎましょう
● 行政などの発信情報を利用しましょう


食品の安全性について

料理や食事に使用する食材は、本来の用途以外で使用すると危険を伴う場合があります。食品の製造工程や加工基準等は、その特性や目的によって異なるため、取扱説明書や商品パッケージに記載されている指示、メーカーのサイトやSNS公式アカウント等で発信されている情報などに従い使用しましょう。

よくあるお問い合わせをご紹介

「加熱用」とかいてある食材を加熱せずに食べてもよい?

  • 加熱が必要な食品は生で食べないようにしましょう。
  • 商品に「加熱用」等の記載されている場合は、記載のとおりに調理を行うことが大切です。
  • 生で食べてしまい食中毒が報告された食品事例
    • 加熱用牡蠣、きのこ類、もやし、など

「開封後、要冷蔵」と記載の食材を常温で置いておいても大丈夫?

  • 食品を保存する際は商品パッケージ等に記載の保存方法を確認し、正しい方法で保存しましょう。

消費期限や賞味期限を過ぎた食材は食べられる?

  • 賞味期限は、期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありませんが、食べられるかどうかは、見た目やにおいで判断しましょう。
  • 消費期限は、期限を過ぎると安全性を欠く可能性が高いので、期限を過ぎたら破棄しましょう。
  • もっと知りたいときは、クックパッドニュースをご覧ください。

カビの生えた食品は取り除けば食べられる?

  • カビの中には、実は私たちの暮らしに有効なカビもありますが、「カビ毒」という、健康に悪影響を与える毒を産生するカビも多く存在します。
  • カビが生えてしまったら、「もったいないけど捨てる」ということを徹底しましょう。
  • もっと知りたいときは、クックパッドニュースをご覧ください。

料理に健康食品やサプリメントを混ぜても大丈夫?

  • 取扱説明書や商品パッケージに記載の指示に従ってください。
  • 健康食品やサプリメントの種類によっては、料理に混ぜることを推奨している商品もありますが、使用の際は、商品パッケージに記載されている摂取方法や注意事項、摂取量をよく守り使用しましょう。

食経験が乏しい材料を使っても大丈夫?

  • 一般的に食用として製造・販売されていない商品や、安全性が保証されていないものを使用することはおすすめできません。
  • また、野生の原料も、一般的に流通している食品とは異なり、様々なリスクが想定され、安全性も保証されていないことなどから、使用することはおすすめできません。
  • 野生の原料を加工した市販品の場合でも、製造元に安全性や衛生面、アレルギー情報等を確認した上で、ご使用の判断をしてください。
  • 食経験が乏しい材料の事例
    • 昆虫類、爬虫類、両生類、藤の花、麻炭パウダー、精油(エッセンシャルオイル)など

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道具の安全性について

調理家電や、調理器具は使用用途を誤ると危険を伴う可能性があります。
付属の取扱説明書の指示に従い、正しい方法で使用しましょう。
取扱説明書はきちんと保管し、ときどき読み返してみることも大切です。

クックパッドで事故報告があった事例

未開封の牛乳パックをレンジ加熱したら破裂した

飲料の入ったパックは未開封の状態でレンジ加熱すると、破裂する恐れがあります。
加熱する際は他の容器に移し替えて温めるようにしましょう。

魚焼きグリルにアルミホイルを敷いて脂の多い魚を焼いたら発火した

脂が多く出る肉や魚などの調理時には、アルミホイルの上に脂がたまり、過熱され発火する恐れがあります。
調理の前に使用できる調理道具であるか確認しましょう。

スロークッカーの内鍋を直火加熱したら割れた

スロークッカーの種類によっては、内鍋を直火加熱できない製品もあり、取扱いを誤ると内鍋が割れたり、変形・変色の原因になる恐れがあります。
必ず、ご家庭で使用されている製品の取扱説明書を確認し、記載事項に従って調理しましょう。

よくあるお問い合わせをご紹介

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料理中の食中毒を防ぎましょう

食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。 以下の情報などを参考にして食中毒を防ぎ、安心・安全に料理をしましょう。

ウイルスを「持ち込まない」= 健康状態の把握・管理!

調理者等が調理場内にウイルスを持ち込まないためには、ウイルスに感染しない、感染した場合には調理場内に入らないことが必要です。

ウイルスを「ひろげない」= 手洗い、定期的な消毒・清掃!

万が一、ウイルスが調理場内に持ち込まれても、それが食品に付着しなければ食中毒に至ることはありません。こまめな手洗いを行いましょう。 また、ふきんやまな板、包丁などの調理器具は、洗剤でよく洗った後、熱湯消毒を定期的に行いましょう。

細菌やウイルスを食べ物に「つけない」= 洗う!分ける!

手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないよう、調理前や調理中、食事をする前など、こまめに手を洗いましょう。 また、生の肉や魚などを切ったまな板などの器具から、加熱しないで食べる野菜などへ菌が付着しないように、調理器具を使い分けたり、同じ器具を使用する場合は、使用の都度、洗浄・消毒をするようにしましょう。 食品の保管の際にも、他の食品に付いた細菌が付着しないよう、密封容器に入れたり、ラップをかけたりすることも大事です。

食べ物に付着した細菌を「増やさない」= 低温で保存する!

細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。 食べ物に付着した菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。

食べ物や調理器具に付着した細菌やウイルスを「やっつける」= 加熱処理!

ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅するので、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。 また、ふきんやまな板、包丁などの調理器具にも、細菌やウイルスが付着します。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。台所用殺菌剤の使用も効果的です。

参考 政府広報オンライン:食中毒予防の原則と6つのポイント
クックパッドニュース:その方法で大丈夫?食中毒を防ぐための衛生的な「調理道具」の使い方

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行政などの発信情報を利用しましょう

行政などから発信される安全や衛生にまつわる情報を定期的に確認し、積極的に利用しましょう。

参考 厚生労働省
農林水産省
消費者庁

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