ぎんなんを食べる際の注意

ぎんなんを食べる際の注意点

秋の味覚のぎんなんは栄養価も高く、とても美味しいですが、一度にたくさん食べ過ぎると中毒症状が出ることがあります。

ぎんなんに含まれる有毒成分は?

4ʼ-O-メチルピリドキシンというものです。 ビタミンB6と構造がよく似ていて、ビタミンB6の働きを阻害し、中枢神経系に異常興奮を起こします。 この成分は熱に強いので、煮たり焼いたりしても消失しないため、一度にたくさん食べることにより中毒症状が現れると考えられていて、食品安全委員会や日本中毒情報センターから注意喚起されています。

安心して食べるためには、たくさん摂りすぎないようにしましょう。

予防策は?

一度にたくさん食べすぎないことが予防策となります。 ⽇本中毒情報センターへ寄せられた相談は、2010〜2019年の10年間に、252 件ありました。 特に、子供の中毒を心配する相談が多く、全体の相談数の約7割が5歳以下の子供で占められています。 「何個までなら⼤丈夫」と⼀概には⾔えませんが、5 歳以下では6〜7個食べて中毒症状が発生した例もありますので注意しましょう。

参考

・内閣府 食品安全委員会:旬のギンナン~食べ過ぎに要注意~
公益財団法人 日本中毒情報センター:記事一覧「中毒に関する話題」>「ギンナンの食べ過ぎに注意しましょう」